コイズミ社のトランスフォームする画期的な軽キャンピングカー:かるキャン
見た目は保冷車みたいなフォルムですが、屋根を上げて部屋を横に広げると、体積が確か2.4倍に広がります。
広がる様子の動画がコチラですが、何度見ても良く考えられてますねぇ
今回、この横に広がる部屋の部分を取外しちゃいました。
外すのに手こずり、途中でコイズミ社のM部長に電話したりしましたが、無事に取外し完了!
バラしてみて改めて、かるキャンの凄さを感じました。
こういう今までに無い製品って思い付く事より実際に形にするのが大変で、100万円規模の製品を世に出す苦労度合いを100とすれば、アイデアを思い付くのは5、試作して形にするのが15、それを製品化して市販するのが30、それを5年以上売り続けるのが50くらいじゃないかと個人的に思ってます。
かるキャンの場合はFRPの型から作る必要あるし、海外生産なので製造ロットやコンテナ便など数をまとめねばならず、市販化するには結構な資金も必要です
実は私、北海道のキャンプ場でのイベントの際、コイズミ社のK君と『お互いのクルマを入れ替えて車中泊しよう』と、かるキャンで支店長とふたり寝た事ありますが広くて快適、これが軽か?と思うほど素晴らしいものでした。
旅行してて、こんなに広い車内で過ごせるなら快適やろなぁ・・・
とは思いましたが・・・
かるキャンのベースは軽トラックだからターボ設定は無いし、後ろに重いボディを積んでるので走らないし、運転席はリクライニングしない直角の運転ポジションで少しキツイんです
車中泊の旅行って移動中も旅行な訳で、その運転中にストレス溜まるのはどうなんだろう・・・
かるキャンは軽キャンピングカーとしてよりも、移動販売車とか移動事務所とか、そっちの方がイイんじゃないだろうか?
遊びの旅行じゃなくて仕事で使うのなら移動中に楽しむ必要は無いし、現地に着いてからが目的なので、重く遅く走らないクルマという短所は問題なく、広いスペースの長所だけになります。
移動トリマー車など使ってるケースあるそうで、かるキャンの広さを活かした移動販売車や移動事務所など作ってみたいなぁ・・・と実は以前から思ってました。
今回、OKワゴンのオーナーT様が『カレーの移動販売を具体的に始めたい』と言われた時、その場でコイズミのM部長に中古車がないか電話して、広島にあるとの事で取寄せたのです。
そして横に広がる部分を取っ払ったのです
『カレー受け渡しのカウンターが欲しい』
というご要望にて、どんな感じになるか合板で製作。
かるキャンの横に拡がる機能を活かして、カウンターも外にスライド出来る様に作ってみたのを動画で撮ってT様へ送信
しかし、こういう仕事って楽しいですねぇ。
世の中コロナ一色、TVニュースとかオープニングから30分ずっとコロナ関連だし・・・
奥さんが孫の世話で大阪の娘のところに行ってる為、1ヶ月間の独身生活を、夜の街のお姉ちゃん達とウヒヒ(^。^)
・・・とか思っていたのに帰宅後は自宅から一歩も出れない謹慎状態(>_<。
イベントは全て中止で遠征も無いし、自動車メーカーの工場も止まってるから、やがて我社にも影響あるでしょうし、何より先が見えずモヤモヤするし、こういう時の変わった面白そうな仕事って現実逃避で楽しいですね
いや、これも現実だった・・・
T様、しっかり取り組みます!(`_´)ゞ