お盆休み中のお引渡しご紹介。
久留米O様は2年前に一度架装依頼あり対応しました。
その時は、購入されたばかりの中古ヴォクシーを持ち込まれ、1段目ベッド&2段ベッド、そして3列目シートを取っ払ってテーブル、それに電装システム・プラスアルファ・フレックスというもので、その時の書き込みはコチラでご覧頂けます。
ちなみに動画でもご覧頂けますので、ご興味ある方どうぞ。
上の画像かコチラをクリックすると動画ご覧頂けます。
キャンプ派のO様は家族3名で車中泊が出来る様にとの事で苦労してヴォクシー用の2段ベッドを開発して対応したのですが、残念な事に2段ベッドはチョッと使い難いという事なんです(>_<)
それで、今回ルーフテントを取付けたいとの事。
ジェームスブラウド社のルーフテントとサイドオーニングの、この画像みたいにサイドオーニングの下からハシゴでルーフテントに乗り降り出来るタイプご希望で打合せ
問題なのは、ルーフテントをヴォクシーに取付けるのが難しく、というのは市販品のルーフバーは通常この様にヴォクシーのドア部分に2か所しか取付け出来ません。
これだとバーの間隔が狭く、とてもルーフテントを載せる事は出来ないので、ドアの無い後方部分にもう1本ルーフバーを付ける必要あり、市販品では対応出来ません。
それで特注で作る必要ありますが、これは今までプリウスとかカローラとかでも対応した事あります。
熊本K様カローラの書き込みはコチラでご覧頂けます。
佐賀K様プリウス
問題は、それにサイドオーニングが絡んでくる事と、メーカー欠品で今回はルーフテントのみ取付けで、サイドオーニングは後日コンテナ入荷してからなんです。
ルーフテントを取付けるバーにサイドオーニングを付けるので、両方が上手く付けれる様な調整が必要となり、上記のプリウスK様の時も苦労しました。
もう一つ問題なのは、今回サイドオーニングの部分からテント乗り降りする為のハシゴを引っ掛ける方法を考えねばならなかったのです。
ジェームスブラウド社のルーフテントとサイドオーニングには素晴らしいオプションがあり、それにより乗り降り可能となる訳でして、まずサイドオーニングの一部が取れて穴が開くのです。
この穴からテント乗り降りする訳ですが、ルーフテントの側面開口部とサイドオーニングの穴を囲うトンネルというオプションもあるのです。
これにより雨が降っていてもサイドオーニングの下から濡れずにルーフテントに乗り降り出来る様になる訳で凄いですねぇ!(◎_◎;)
それは素晴らしいのですが、ルーフテントにハシゴを引っ掛けようとすると、サイドオーニングが邪魔して上手く出来なくなるのです。
ハイエースの場合は、ハイエース側面に雨どい?みたいのが付いているので、そこにハシゴを引っ掛ける事が出来るのですが、雨どいの無いヴォクシーでは、その方法が出来ません。
それで、どうするか考えるのが難しく、しかも今回サイドオーニング未入荷で現品が無い状態で、どう取り付けるか予測しながら先に取付け加工を行った上でルーフテントを付けねばなりません。
これは非常にリスクのある作業で、下手すりゃサイドオーニング取付時に、またルーフテントを降ろしてバーの加工やり直す事になりかねず、それは何としも避けたいのです。
ジェームスブラウド社のサイドオーニングは付けた事も見た事も無いし、メーカーには図面も取説も無いという事にて、画像を見ながら、メーカー担当者とやり取りしながら、あ~でも無い、こ~でも無いと悩みながらバーを加工してルーフテントの取付け終了。
そしてお盆休みにO様お引渡し。
O様は9月末の宮崎での車中泊イベントに参加されるそうにて、来月ポルトガルから来るコンテナにサイドオーニングが入ってるので、それまでに取付ける予定です。
スムーズに取付け出来るかチョッと不安ですが、またその時ご報告いたします。