先月から新たに7人乗りオデッセイが加わりベッドキットのラインアップが増えてきてますが、それら対応してるクルマでも、お客様の状況により別の方法でベッドキットを新たに考えて対応する事が稀にあります
ただし既に市販化されてるという事は、それに至るまで試行錯誤を重ねており、つまり別の方法は採用されなかったボツになった理由があるんですね
それに別の方法で作るには、またイチから考えながら型取りする必要あり、手間ヒマというコストが掛かるので通常しませんが、先日から続けて2台対応したので紹介します
2月の久留米キャンピングカーフェア会場に来られた唐津K様ご夫妻は、ご年配という事もあり大きいキャンピングカーは無理だなぁ、と思って見て廻ってたら・・・
弊社ブースで、普通のクルマでもベッドキットとポータブル電源を利用する事により車中泊旅行が楽しめる事を知り、帰りに鳥栖展示場にも寄られて他のデモカーで確認・確信して唐津に戻られたそうです
そして3月に・・・
『ルーミーを購入したので打合せに来たい』
と電話あり来店頂き・・・
デモ用のベッドキットを設置して実際に横になって寝心地など体感して頂き、気に入って頂けると思ってたのですが・・・
何となくイマイチな様子で、それはある大きな問題がある事に気付きまして、奥様の足が余り良くなくてベッドマットの乗り降りがチョッと大変そうだったんです
通常ベッドキットを作る時、長さは2mくらい欲しくて、となると運転席・助手席の部分も使う事になり、その場合は前方シートの背を倒した状態で設置するのでベッド床面は倒した背の部分の高さになります
この高さで元気な方は乗り降りに支障は無く、ルーミーは天井も高いので車内空間も確保できるし、ベッドマット下には広い収納スペースが出来るので、この展開方法がベストと採用してます
このパンフも税込み表示に作り替えないとだなぁ・・・
ただし今回、足の悪い奥様が快適な車中泊するにはベッドを低くする必要あり、それでボツになった方法で対応しました
それは、運転席・助手席の部分を使わず、後方スペースだけでベッドキットを作る方法で、それだと後部座席をダウンインさせた天面がベッド床面となり、低くなるので奥様も簡単に乗り降り出来ます
しかし、この方法にはベッドキットとしては根本的な欠点があり車種により異なりますがベッドの長さが155~165cmくらいしか確保できないのです
しかしK様はご夫妻ともに小柄だったので、この方法でルーミーでベッド展開シミレーションして長さを測り、ご夫妻の身長を伺うとイケそう!(^_^)v
それに、この方法には利点もあって、ベッド展開した状態で運転が出来るので、つまり現地に着いてベッド展開するのがメッチャ楽で、その事も説明すると
『これで作って欲しい!』
そしてポータブル電源でカーナビを見るシステムと、ポータブル電源も欲しいとの事で、3点セットで見積作成しご注文を頂きました
そんなに電気は使わないとの事で、ポータブル電源は500Whで税込み5万円台のを準備し、ベッドキットは新たな方法で作るので型取りの為にクルマを預かり、代車でお帰り頂きました
型取り作業と並行してポータブル電源でカーナビを見るシステムの配線作業も行い2日後にルーミーお引取り頂き、それから約1ヶ月後にベッドキットが完成したので、再度お越し頂きベッドキットを設置
低くなったベッドは足の悪い奥様でも乗り降りしやすく、また運転席・助手席を前にスライドさせて隙間にクッションを置くと長さ168cmのベッドになり、お二人とも寝るには充分でした
軽自動車じゃないからか、思ったより長く取れました
ちなみに、ベッド床面から天井までは約96cm
通常のルーミー用ベッドキットの場合は約80cmだから、16cmベッド床面が低くなり、おかげで奥様も乗り降りが楽に出来る様になりました
幅は140もあったんだ
ホンマかいな?(^_^;
当然ですが床下スペースは、ほぼ無くなりました
後部棚台を提案しとけば良かったなぁ・・・
今、これを書いてて気づいた(^_^;
床下収納が減った分、広めの棚台作ってやれば、そこに荷物置ける様になります
まぁ、今回はベッド展開した時に運転席・助手席の部分に荷物が置けるからイイか
狭いようですがK様ご夫妻には充分で満足し喜んで頂き、苦労した甲斐ありました
後ろの青いサンバー見て思い出しましたが、この日はお引渡しが集中してバタバタで、だからK様ルーミーの画像が少なかったんだ
お引渡しの時にポータブル電源でカーナビ付くシステムと一緒の紹介動画も撮ろうと思ってたけど、忙しくそれどころじゃなかったんだよなぁ・・・残念